主な理論株価の計算式
PER・BPS・ROE方式
計算式:
理論株価 = 𝑃𝐸𝑅×𝐵𝑃𝑆×𝑅𝑂𝐸
PER(株価収益率)、BPS(1株当たり純資産)、ROE(自己資本利益率)を組み合わせて、中長期的に妥当な株価水準を求める方法です。
企業価値ベース方式
計算式:
理論株価 = (事業価値+財産価値−有利子負債) / 発行済株式数
企業の事業価値(将来の収益力)、財産価値(資産)、負債を考慮して「1株あたりの価値」を算出します。
配当割引モデル(DDM)
計算式(定率成長モデル):
理論株価 = 𝐷1 / (𝑟−𝑔)
𝐷1:来期予想配当
𝑟 :株主資本コスト(期待収益率)
𝑔 :配当成長率
将来の配当を現在価値に割り引いて株価を求める方法です。
割引キャッシュフロー法(DCF)
計算式:
𝑛
企業価値= ∑ 𝐹𝐶𝐹𝑡 + 端末価値
𝑡=1 (1+𝑊𝐴𝐶𝐶)𝑡 (1+𝑊𝐴𝐶𝐶)𝑛
FCF(フリーキャッシュフロー)を割引率(WACC)で現在価値に換算し、企業価値を求めて株式数で割る方法です。
💡 ポイント
簡易的に使われるのは PER・BPS・ROE方式。投資家が割安・割高を判断する目安になります。
本格的な企業価値評価では DCF法やDDM がよく使われます。特にM&Aや長期投資で重要です。
理論株価はあくまで目安であり、市場価格は需給や投資家心理で大きく乖離することがあります。